家に帰ったらガラスが割れていた
家に帰ったらガラスが割れていた。
でも、何かをぶつけたり衝撃を与えたりはしていないのにどうして?
実は衝撃を与えなくてもガラスが割れてしまう場合があります。
今回はガラスの割れる原因・割れたらどうしたらいいかを解説いたします。
ガラスがクモの巣のように割れている場合
ガラスが【クモの巣状】に割れている場合は、強い力が加わって割れてしまった可能性が高いです。
そして、【中から力が加わって割れた】か【外から力が加わって割れた】かが重要になってきます。
【中から力が加わって割れた】例を挙げると
(1)子供が走り回ってガラスにぶつかってしまった。
(2)子供が投げたおもちゃがガラスにぶつかって割れてしまった。
などが挙げらえます。
【外から力が加わって割れた】例を挙げると
(1)台風・地震などの天災で割れてしまった。
(2)近所の子供が投げたボールがガラスに当たって割れてしまった。
(3)鳥が窓ガラスに気づかずぶつかって割れてしまった。
などが挙げらえます。
ガラスに一直線のラインが入って割れている場合
写真のようにガラスに一直線のラインが入って割れている場合は、【熱割れ】の可能性が高いです。
【熱割れ】と言われてもピンとこない方もいらっしゃる思われるので解説いたします。
この【熱割れ】は温度差によって発生します。
ガラスは温度が高くなると膨張して膨らみます。その際に膨らんでいない部分があるとその間で割れてしまいます。
熱割れの原因となる温度差はなぜ発生するのでしょうか。
温度差が発生する例としては、
(1)ガラスの日光が当たっている部分と、サッシに入っている部分の温度差
(2)ガラスに暖房が直接当たって発生する外との温度差
(3)厚手のカーテンを閉め切ってカーテンと窓の間に熱気がたまることによる温度差
などが挙げられます。
また、写真のような【網入りガラス】も熱割れが発生しやすいです。
網入りガラスとは割れた際に、ガラスが飛び散るのを防ぐようにしたガラスです。
消防法で定められた地域に導入されています。
なぜ【網入りガラス】が熱割れしやすいかというと、ガラスと中に入っているワイヤーの膨張率が違うため、膨らみ方に差が出やすく割れてしまいやすいのです。
なので、熱割れが発生しないようにするためには、出来る限り急激な温度変化が発生しないようにすることが大事です。
窓の周りに荷物を置いたり、直接冷暖房をガラスに当てたりしないようにしましょう。
もしガラスが割れているのを見つけたら
ガラスを割れたままで放置していると雨や風が侵入することでの二次被害や、放置した期間によっては原状回復の費用が高くなる場合があります。
また、『覚えのないガラス割れ』の修繕費用は誰が支払うのかという問題ですが、これは現地を確認してみないと分かりません。
なのでもし、部屋の窓ガラスが割れているのを発見したら管理会社に連絡をお願いします。
writer.十川
株式会社ミニテック西日本