実は大きく違うんです
部屋の設備で【都市ガス】・【プロパンガス】と2種類のガスが出てきますが、この2種類のガスの違いを皆様ご存知ですか?
実はこの2つのガス、まったく別物なんです。今回はこのガスの違いについて説明します。
違いは【原料・成分】【供給方法】【発熱量と使える器具】【料金】
まず1つ目の違いは【原料・成分】です。
■都市ガス
メタンが主成分で、天然ガスを主な原料としたガスです。
■プロパンガス
名前の由来にもなっているプロパンやブタンが主成分で、液化石油ガスを原料としたガスです。
2つ目の違いは【供給方法】です。
■都市ガス
地下のガス管を通じて各契約者の家庭に届られます。
■プロパンガス
液化したガスをボンベに詰めて各契約者に配送します。
3つ目は【発熱量と使える器具】です。
原料の違いからプロパンガスの方が、都市ガスの約2倍発熱量があります。
そのため同じガス器具は使えません。引越しの際はガスとガス器具が対応しているか確認してみましょう。
もし、ガスが変わる場合は、お持ちのガス器具のメーカーにどのように対応したらいいかを、一度確認してみてください。
4つ目の違いは【料金】です。
■都市ガス
2017年4月に市場が自由化されるまで、政府の認可が必要な「規制料金」でした。
現在は、規制がなくなったため会社ごとに自由に料金を設定できるようになりました。
契約される方のライフスタイルによっては、今までの料金より安くなる場合がありますので、一度調べて確認してみてもいいかもしれません。
■プロパンガス
昔から「自由料金」で規制がないため、販売店の仕入れ価格や人件費等で利益を考えて自由に決めれます。
そのため、プロパンガスは同じ地域でも大きな金額の差があることがあります。
引越しの際は一度ガスも気にしてみよう
【都市ガス】【プロパンガス】は違うものであることが、今回の内容でお判りいただけたと思います。
場合によっては「引っ越したら依然よりめっちゃガス代が上がった!」ということもあり得るかもしれませんので、お引越しの際は一度設備のガスにも注目してみましょう。
writer.十川
株式会社ミニテック西日本